最近、日本プロ野球(NPB)で導入が噂されている「現役ドラフト」。
※現役ドラフトについてはコチラの記事をご覧ください。
これの元となったのがメジャーリーグ(MLB)の
ルール5ドラフト(ルール・ファイブ・ドラフト)です。
今回はこのルール5ドラフトについて書かせていただきたいと思います。
ルール5ドラフトの目的
ルール5ドラフトとは一言で言ってしまえば
若手などの有望選手が、傘下チームのマイナーリーグなどで飼い殺しになることを防ぐための制度です。
これにより自球団では活躍できなかった選手も他球団で活躍できる機会があります。
ルール5ドラフトの仕組み
ここではルール5ドラフトの仕組みを簡単に説明させていただきます。
- 選手を指名した球団はその選手の元所属球団に10万ドルを支払う
- 指名した選手は翌シーズンの全期間26人枠(日本で言う1軍のイメージ)に登録し続けなければならない
- 18歳以下で入団した選手は、満5シーズン在籍していない選手は指名できない
- 19歳以上で入団した選手は、満4シーズン在籍していない選手は指名できない
これ以外にも40人枠に登録している選手は指名対象外になるため、
他球団に指名されたくない選手は40人枠に登録しなければなりません。
ルール5ドラフトで移籍した選手
ルール5ドラフトで移籍した選手の中には最近でも
- ネスター・コーテズ(ヤンキース)
- ジョーダン・ロマノ(ブルージェイズ)
など、2022年のオールスターに出場した選手や、
他にもルール5ドラフトで移籍した選手の中にはNPBと馴染みの深い選手もいます。
- デニス・ホールトン(2008年〜2011年 ソフトバンクホークス他)
- トニ・ブランコ(2009年〜2012年 中日ドラゴンズ他)
- マルコス・マテオ(2016年〜2018年 阪神タイガース)
- ジャバリ・ブラッシュ(2019年〜2020年 楽天イーグルス)
- ジャスティン・ボーア(2020年 阪神タイガース)
このようにルール5ドラフトで移籍した選手の中には、移籍後も長く活躍する選手もいることから、
選手にとっては活躍する場が増える可能性があるので選手の立場からすると、
良い制度と言えるのでは無いのでしょうか。
まとめ
以上がルール5ドラフトについて簡単にまとめた内容になります。
今までの日本には無かった制度ですが、
最初にも言いましたが日本でも現役ドラフトという名前で、
ルール5ドラフトを参考にした制度の導入が検討されています。
個人的には好きな選手が自球団で活躍できないよりは、
他球団に行ってでも活躍して欲しいと思うので良い制度だと思っています。
今後の野球界に注目ですね^^
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